JAXAでは5月からクールビズが始まりました。服装が身軽になると、なぜか身体の動きや気持まで軽くなり、あちこち出掛けてみたくなったり、新しい発見や感動を求めたくなったりしませんか? ということで(?)、これから楽しみにしていただきたい宇宙・JAXAイベントのご紹介です。
1.5月17日(木)の夜はちょっと夜更かし(可能な方は...)
正確には5月18日(金)になって間もない午前1時39分(予定)ですが、H-IIAロケット21号機による「しずく」(第一期水循環変動観測衛星)他3機の人工衛星の同時打上げが実施されます。
「しずく」は、地球規模での気候変動、水循環メカニズムを解明するため、全球規模で長期間(10〜15年程度)の観測を継続して行えるシステムを構築し、そのデータを気候変動の研究や気象予測、漁業などに利用して有効性を実証することを目的としたミッションのための複数衛星のうちの最初の衛星にあたるもので、マイクロ波放射計を搭載し、降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温、陸域の水分量、積雪深度などを観測します。
種子島宇宙センターからの打ち上げの模様は、打上げの約30分前からインターネット放送によるライブ中継でご覧いただけます。
http://www.jaxa.jp/countdown/f21/index_j.html
詳しい情報は、今後こちらに追加されることになっていますのでインターネット視聴が可能な方で且つ夜更かし可能な方は是非ご覧になってみてください。
そんな時間は見られないという方、今回はごめんなさい。でも、7月21日(土)午前11時18分(土)には、H-IIBロケット3号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機の打上げが予定されており、同じくネット中継放送を行う予定です。土曜の昼間です。是非お楽しみに!
2.5月21日(月)早朝は、金環日食/部分日食
夜更かしの話から一転して、今度は朝のイベントご紹介です。日食とは、地球から見て、太陽を遮るように月が通過する現象。今回は、見かけの大きさが月の方が太陽よりやや小さいために完全には隠れないで、太陽が輪のように見える金環日食が起こります。これが見られるのは日本では九州南部、四国の大部分、本州では紀伊半島から関東付近にかけての地域ですが、それ以外の日本全国では部分日食を見ることができます。金環日食の見られる時間帯は地域によって異なりますが、例えば鹿児島では7時20分頃から約4分間。東に行くほど遅くなり、東京では7時32分頃から約5分間です。
詳しい情報は、こちらのサイトなどをご覧くださいね。
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/event/2012/0521_annulareclipse.shtml
JAXA相模原チャンネルでは、ライブ中継も予定しています。金環日食にはならない地域の方も、こちらのチャンネルで太陽のリングをお楽しみいただけると幸いです。
ちなみにこの現象は、当然ですが太陽が厚い雲で覆われてしまうと地上からは見られないということになってしまいます。晴れることを祈りましょう。筆者は数年前、太陽が完全に隠れて真っ黒になる皆既日食を見るため某地へ出かけたのですが、何たることかその日は雨でした(涙)。しかし、雨でも昼間ですからそこそこ明るい中、皆既日食の最中は本当に真っ暗になったのです。今回、万が一天候が悪くても金環日食の時間帯は薄暗くなって雰囲気だけでも味わえるのではと想像しています。
それからこれが一番大事なことですが、太陽の光は日食中でも大変強烈で目を傷める、ひどい時は失明する恐れがあります。太陽を見るときは必ず「日食専用グラス」を通してくださいね。または太陽の像を投影して見る事をお勧めします。(道路を歩きながら空を見上げるのも危険ですよ!)
3.星出宇宙飛行士、国際宇宙ステーション長期滞在へ!
7月15日(土)の打上げを目標として、いよいよJAXA宇宙飛行士の星出彰彦が国際宇宙ステーションに約4ヶ月半の滞在を行います。打上げは、もはや恒例となったカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、3人乗りのソユーズ宇宙船で旅立ちます。
こちらが、国際宇宙ステーション(ISS)第32次/第33次長期滞在ミッションのJAXAロゴマークです。
これは星出彰彦宇宙飛行士と関わりの深いラグビーのボールをモチーフにデザイン。ISSでの運用・実験を成功に導くために必要不可欠な、全ての関係者のチームワークを表す、「One for All, All for One=1人は皆のために、皆は1人のために」という、ラグビーの精神を表現しています。外に向かうスパイラルは、ISSおよび「きぼう」を出発点として、技術、科学、医学、芸術など、未来に向けて拡がる可能性を表します。6つの星は、それぞれのミッション中にISSに滞在する宇宙飛行士を示します。
ところで、ISSは地上にいる私たちからも良く見えること、ご存知でしょうか?日没後や日の出前の、地上は暗いが空は薄明るい、いわゆる「一番星、二番星...」が見える時間帯になりますが、こちらのサイトでは、どこで、何時何分頃、どの方向にISSが空を横切るかをお知らせしています。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/
是非チェックして、空を見上げ、星出飛行士の滞在するISSが通過するのを手を振りながら見てみましょう。星出宇宙飛行士のISSでの活躍は随時JAXAのWEBサイトでご紹介します。こちらもお楽しみに!
JAXA広報部
企画・普及グループ長 佐々木 薫
企画・普及グループ長 佐々木 薫
皆既日食をテレビで見る筆者

