2014年11月12日

系外惑星系に名前を付けよう−天文クラブが名付けの親に−

1.天文クラブの登録を!

1995年にペガサス座51番星において系外惑星が初めて発見されて以来、2014年11月5日現在、その数は1,849個にものぼります。これらのほとんどは天文学研究用の装置によって発見されていますので、彗星や小惑星のように天文愛好家が発見に関与することは僅かです。
しかし、系外惑星に勝手に名前をつける動きや、命名権を売ろうとする動きなどが外国では起こっています。これらの不当な活動を抑制する必要性もあり、国際天文学連合(IAU)では、組織的に系外惑星に名称を与えることにしました。

初回の今回、命名される候補惑星系は、2008年12月31日までに論文で発見が伝えられた候補天体から、存在がほぼ確定したと思われている260の惑星系(305惑星)です。この中には日本人が発見に関わっている惑星も数多くあります。

名称を提案できるのは、今年(2014年)12月末までにIAUにクラブ登録が完了した各国の天文サークル、天文同好会、天文部などのグループです。天文クラブには学校や職場のクラブ、サークル単位なども登録可能です。日本宇宙少年団(YAC)の各分団も登録しませんか?

2.惑星系に名前を付けよう!
予定では、2015年1月にIAUがすでに提示している惑星系リスト(260系)の中から、天文クラブ毎に「命名したい惑星系」をインターネット上で投票します。上限はありますが複数の系に投票可能です。その結果、投票数が多かった20〜30程度の惑星系に名前を付ける作業に進みます。

IAUが1月中に提示する20〜30の惑星系の中から、各天文クラブは1惑星系のみ選んでその名前を2月中に提案できる予定です。惑星系の名前とは、恒星の名前とそのまわりを回る個々の惑星の名前です。例えば、3つの惑星が見つかっている惑星系では、恒星の名前と個々の惑星の名前の計4つの名前をセットで提案してもらいます。 

そして、登録した人なら誰でもが個人で参加できるインターネット上での投票によってこれらの太陽系外惑星系の名称が決まります。

この名称については、2015年8月3日〜14日まで、ハワイ州ホノルルにて開催される国際天文学連合総会によって発表される予定です。詳しくは下記に示すIAUの「惑星系命名」ウェブページ(英語)や、日本語でサポートしている日本天文協議会 IAU太陽系外惑星系命名支援WGの「惑星系命名 日本語情報」ウェブページをご覧になって、ぜひ命名にご参加ください。

・IAU 惑星系命名サイト
 http://nameexoworlds.org/ 

・惑星系命名 日本語情報サイト
 http://exoplanet.jp/

注:日本天文協議会 IAU太陽系外惑星系命名支援WGのウェブページは天文教育普及研究会の太陽系外惑星命名支援WGが中心となって運営しています。

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
天文情報センター・普及室長 縣 秀彦
posted by 事務局スタッフ at 12:17| UNIVERSEニュース